トルコリラ円のFXスワップ運用「サヤ取り」方法について

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11-1.トルコリラ円のスワップ・サヤ取り


 2015年1月現在、トルコリラ円でのスワップサヤ取りはできません。
 相場の状況が変わるまで、様子見をしていた方が良いと思います。
 過去の相場を例にして説明しておきます。


 トルコリラ円で、FXスワップ・サヤ取りする方法を説明します。

 トルコリラ円でサヤ取りによる運用率は、年率10.22%(2012年3月時点では、年率14%もあった)くらいになります。

 トルコリラ円を扱う業者が少ないためか、流動性が低いためか、スワップ・サヤ取り手法を説明しているサイトがありません。
 トルコリラ円は、ボラティリティが高くなりがちで、運用しにくいというイメージがあるようです。

FXスワップ・サヤ取りの基礎基本

異業者両建

 買い持ちスワップが高いFX業者と、売り持ちスワップの値が小さいFX業者において両建します。

 なので、異なるFX業者での両建ですから、異業者両建と呼ぶ人もいます。

 トルコリラ円では、次の2社で行います。
 買い持ち業者・口座:サクソバンクFX証券 「スタンダード」
             ※現在(2015年以降)では、くりっく365業者がベスト
 売り持ち業者・口座 ヒロセ通商 「LION FX」

 それぞれの業者のページで、各業者で気をつけるポイントも説明しておきます。
 このページと重複する部分もありますが、ご一読ください。

レバレッジ設定

 トルコリラ円のスワップ金利は、下表の期日のものを使って計算しました。
 レートは、2012年3月末頃、1トルコリラ=45円です。

トルコリラ円・サヤ取り 取引量 運用資金 レバレッジ 2012年3月26日
スワップ金利 運用率
買 サクソバンクFX証券 1万通貨 8万円 5.625倍 +122円 14.05%
ヒロセ通商
  「LION FX」
1万通貨 12万円 3.75倍 -45円

 だいたい、上表のレバレッジが最高になると思います。

 トルコリラ円の最も大きな変動率・変動幅は、リーマンショックの時に記録しました。
 1日の最大変動率は、11.40%(2008年10月22日、63.02円→55.83円、変動幅は7.19円。)です。
 1週間の最大変動率は、24.05%(2008年10月20日週 68.76→ 52.22)
 ちなみに、この時、2008年10月6日 16.13%(80.14→67.21)を記録し、翌週も大きく下落。
 そして、10月20日の週に、最大下落率を記録しました。

 2012年4月頃では、1日の変動率が1〜3%程度。1円も動けばたいしたもの。

 2012年頃は、ユーロ債務問題で変動率が上がりましたが、リーマンショックに比べればなんてことありません。
 1日、最大で5%弱です。2円程度しか変動しませんでした。
 2011年8月4日 4.68% (46.99→44.79 変動幅2.2円)
 2011年12月30日 3.54% (41.47円→40.00 変動幅1.47円)
 1週間でも、最大6.7%です。3円弱の変動幅。
 2011年8月8日 6.70% (44.57→41.58 変動幅2.99円)
 同年9月19日 5.17% (43.09→40.86 変動幅2.23円)
 同年11月14日 4.08% (43.32→41.55 変動幅1.77円)
 2012年3月5日 3.43% (45.95→44.37 変動幅1.58円)

 つまり、
 1日、11.40%の変動においても、ロスカットされないように設定して運用していれば、しばらくは大丈夫ということです。
 1トルコリラ=45円なら、5.13円(11.40%)の変動があってもロスカットされないようにすればいいわけです。

 ちょっと余裕を見て、6円程度の変動でもロスカットされないようにすることを考えると
 このような資金(レバレッジ)で運用することになるわけです。
  サクソバンクFX証券 8万円/1万通貨
  ヒロセ通商 12万円/1万通貨

 これをもう少し詳しく説明しましょう。

 1万通貨運用する場合、5.13円×1万=5万1300円に、それぞれのロスカットラインを加えた金額で運用しなくてはいけません。

1万通貨運用する ロスカットライン 5.13円分の評価損益 運用資金
サクソバンクFX証券 45円×4%×1万=1万8000円 5万1300円 6万9300円
ヒロセ通商 6万円 5万1300円 11万1300円

 少し余裕を持たせて、切りの良い金額にするとサクソバンクFX証券は8万円。ヒロセ通商は12万円。
 というわけです。 

さらに、資金移動でロスカット回避する方法を使うと…

 先程の例の場合、資金移動は最大6万円/1万通貨くらいまで行えますから
 12円の変動まで、ロスカットされないように、運用できるということです。

 このことを少し説明していきましょう。

 資金移動とは、
 評価益のあるFX口座から、評価益分だけ出金(ネット銀行口座へ)します。
 その金額を、ネット銀行から、評価損のあるFX口座へ、クイック入金します。

FX業者 必要証拠金 運用資金 為替差損益 資産額
サクソバンクFX証券 1万8000円 8万円 +5万円 13万円
ヒロセ通商 6万円 12万円 -5万円 7万円

 上表のように、サクソバンクFX証券に5万円の為替差益があるとします。
 5万円を(ネット銀行へ)出金して、それを、(ネット銀行から)ヒロセ通商へ入金します。

 (ポジションはそのままで。必要証拠金を残しておけば出金できます)

 とりあえず、12円の変動幅に耐えられる(ロスカットされない)ということは、
 リーマンショック規模の大変動が起こっても、ロスカットされずに、自分で決済することができると思われます。
 このような異変が起こった時には、ロスカットを待たず、自分で決済することが必要です。
 (これは後ほど、説明を加えます。)

 もちろん、運用資金は、もう少し多めに入れても問題ありません。
 この例は、やや高いレバレッジ設定ですから、自分が一番安心できるレバレッジで行いましょう。

トルコリラ円だからこそ、気をつけるべき注意事項

トルコリラ円では、借金になることも想定されるが…

 トルコリラ円では、流動性が低くなる場合があります。

 その場合、注文が約定しません。
 ですから、ロスカットも発動しません。

 例えば、ロスカットレート(ロスカットが発動するレート)が、40円としましょう。
 そこで、下落し続けると流動性が低くなることがあります。
 そうなると、40円では約定せず、30円まで下落したところで、やっと約定したりします。
 ロスカットレートを大きく下回るレートです。
 (下手をすると、借金になる可能性もあります)

 為替相場が、異常なほど大きく変動するような場合、こういうことも起こり得るわけです。

 しかし、サヤ取りですから、「為替リスクはゼロ」のはずです。
 一方が、ロスカットレベルを割り込んで約定するような時も、もう一方は、それと同じだけ利益を伸ばしているはずです。

 とはいえ、実は、ここがサヤ取りの唯一の弱点なのです。

利益を得た方の口座の決済が心配

 リーマンショック規模の相場の下落がなければ、まず借金まではいかないでしょう。
 そもそも、大暴落を、本気で心配するのは、数年に1度くらいでしょう。

 滅多にないこととはいえ、いつそれが起こるか分からない以上、それに備えなければいけないわけですが。

 普通にロスカットになるだけなら、ロスカットや借金の心配は、必要ありません。
 「為替リスクがゼロ」の投資方法だからです。
 もう一方のFX口座の利益で相殺できます。

 困るのは、ロスカットレートより大きく離れたレートで、約定されてしまう場合です。
 いくらで、ロスカットになるか分からないため、一方のFX口座でポジション決済の指値を入れておくことができません。
 すべて、直接、決済注文(成行注文など)しなくてはならないのです。
 ということは、寝ている時間・FX取引できない時間に、それが起こればアウトです。

 しかも、利益を確定する口座の流動性がどうなっているかが、わかりません。
 反対売買ですから、他方の流動性が低下しているときは、他方の流動性は高いかもしれません。
 が、そうでないかもしれません。安心はできません。

 適切な利益確定が難しいことが予想されます。

 このことは、すべての通貨ペアにおいて起こりうることでは、あります。
 ですが、やはりマイナー通貨であるトルコリラ円は、流動性が低くなりやすいのです。
 メジャー通貨よりも、流動性のリスクは高いのです。

では、どうする?

まず、ロスカットにならないようにすること。

 ・最初から、レバレッジを抑えて運用する方法。
 スワップ・サヤ取りは、レバレッジを高くするのが普通です。ですが、トルコリラ円は流動性リスクが高いので、
 あえて、最初からレバレッジを抑え気味に運用する、という考え方です。

 ・両FX口座間の資金移動を行うべきかどうか、こまめにチェックしましょう。

ロスカットになりそうな時は

 ・相場が荒れていると感じるような時が、もしあれば、その時、両方のポジションを決済しておくのです。
 運用している期間が短ければ、スプレッド分のマイナスを回収できないかもしれませんが、
 思いっ切って決済しましょう。

 ・もう一つは、もし可能ならば、資金を入金しましょう。
 資金移動はもちろんですが、それだけじゃ、心もとない時は、投資元本を増やすことも一つの手です。

 トルコリラ円で、スワップ・サヤ取りを行うFX口座は、
 ・GMOクリック証券くりっく365
  (このページではサクソバンクFX証券で説明していますが、くりっく365の方がスワップ金利は有利です)
 ・ヒロセ通商 「LION FX」
 それぞれの注意点も掲載しておきましたので、目を通しておくとよいと思います。

 1.放置専用口座(メイン口座) → (13.FX口座の選び方
 2.サヤ取り・買い用口座 → (14.サヤ取りFX口座
 3.サヤ取り。売り用口座 → (同上)


12.共分散はしない方がよい | スワップ運用に興味がわいたらFXを最短で覚えましょう
《運用イメージ》
0.FXスワップ運用 完全ガイド(TOP)

《基礎》
1.(1)ドルコスト平均法
2.(2)相場下落を待つ方法
3.通貨ペアの選び方
4.為替差損で困ることはない
4-1.損失が税金対策
5.金利生活を送ろう
6.スイングトレードで勝ち逃げ

《実践のコツ》
7.レバレッジの意味
8.ロスカットの想定
9.ロスカット計算
10.複利運用の方法
11.サヤ取りは円安時に
11-1.トルコリラ円のサヤ取り
12.共分散はしない方がよい

13.FX口座の選び方
 ・YJFX!
 ・セントラル短資FX
 ・SBI FXトレード
14.サヤ取りFX口座
 ・GMOクリック証券「くりっく365」
 ・DMM.com証券

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