FXスワップ運用で複利運用するには

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10.複利運用の方法


 スワップ金利益で、複利運用する方法を説明します。

 複利運用とは、元本に利益を加算した金額で、さらに運用を続けていくことです。

 スワップ金利益が貯まったら、その都度、その貯まった利益で新しいポジションを建てていくことになります。

FXスワップ運用の複利運用の説明

 例えば、100万円を年率10%で複利運用していくとします。

 1年後、100万円+利益10万円(資産総額110万円)になります。
 複利運用ですから
 2年目は、110万円を運用します。
 2年後、110万円+利益11万円(資産総額121万円)になります。

 実際にポジションを建てた場合を考えてみましょう。

 南アランド円を1万通貨当たり4万円でスワップ運用するとします。
 今回は、分かりやすくするために、「4万円で1万通貨買う」というルールで複利運用することにします。
 ドルコスト平均法的に、4万円貯まったら、相場に関係なく1万通貨買っていきます。

 では、100万円を年率10%の複利運用してみましょう。

年率10%複利 1年目開始 2年目 3年目 4年目 4年目終了
運用資産額 100万円 110万円 121万円 133.1万円 146.41万円
取引量 25万通貨 27万通貨 30万通貨 33万通貨 -

 1年目の運用が終わると、10万円の利益があるので、2万通貨買うことができます。
 2年目の開始は、27万通貨です。
 2年目が終わると、11万円の利益があります。
 前年の2万の残りがありますから13万円の利益で、ポジションを建てます。
 3万通貨建てられますので、3年目は、合計30万通貨で運用することになりますね。
 3年目が終わり4年目の開始時は、
 12.1万円の利益と、前の残りの利益1万円で、合計利益が13.1万円あります。
 3万通貨買うことができるので、合計33万通貨を運用することになります。
 4年目終了時点で、資産額は146.41万円になっています。

 FXスワップ運用の複利運用は、こんな感じになります。

評価損がある場合の複利運用

 スワップ運用で複利運用する場合は、評価損は、計算に入れません。

 先程の例を使って説明しましょう。

 スワップ金利益が年率10%得られる、という仮定でした。

 ですから、投資額100万円で、1年目の運用が終わると、スワップ益は10万円。

 運用2年目の開始時に、ポジションを2つ買い増しています。

 そこで、もし、評価損があったら、同じようにポジションを2つ買ってもいいのでしょうか。

 まず結論を言うと、「買ってもよい」ということです。

 運用開始時に、100万円で、ポジションを25万通貨建てています。
 これで、この時のレートから、4円弱下落するとロスカットになります。
 この時の購入レートが1ランド=10円としましょう。

 例えば、1年運用が終わった時、レートが1円下落して、1ランド=9円になっているとしましょう。
 評価損は、25万円です。
 スワップ益10万円なので、トータルでマイナスです。

 さて、もともと、スワップ運用とは、ロスカットされないようにレバレッジを抑えて運用することが前提です。
 この『投資額100万円で25枚(25万通貨)』というポートフォリオは、これだけで完結しています。
 今後、評価損がいくらあろうが、無視して運用することができるはずです。

 その際、スワップ金利益の扱い方は、次の3通りです。
  1.出金して使う
  2.ポジションを建てるために使う
  3.そのまま貯める

 複利運用では、スワップ益を「2.ポジションを建てるために使う」ということです。

 つまり、この例の場合、
 スワップ益の10万円を、ポジションを2枚追加するために使う、ということです。

 評価損があろうとなかろうと関係ないわけです。

 もし、新たなポジションを建てることでロスカットが気になるならば、それは、最初のポジションの建て方が間違っているということになります。
 複利運用するには、レバレッジが高すぎたということなので、修正を加えなければなりません。
 例えば、資金を追加してレバレッジを下げる、とか、複利運用はしばらく控えスワップ金利をそのまま貯めていく、とか、運用プランを考え直す必要があるでしょう。

ドルコスト平均法の場合

 それから、ドルコスト平均法で、毎月4万円づつ資金を追加してポジションを1枚買っていくというやり方もあるでしょう。

 これも、基本的には先ほどと同様です。

 ドルコスト平均法で、保有レートの平均化を利用するわけですが、急激に下落する相場では、平均化の効果があまり得られません。

 やはり、最初にポジションを建てる時が、ポイントで、平均化されるとしても、過度に期待しすぎないように、ポジションを建てる必要があります。

FX業者(口座)によっては、複利運用ができない

 FX複利運用で、一番重要なことは、FX業者(口座)の選択です。

 FX業者(口座)には、複利運用という観点からみると、4つのタイプがあります。
 そのうちの3つは、複利運用が可能です。
 1つだけ複利運用できないタイプがあります。この複利運用できないタイプは意外と多いので、注意する必要があります。

(1)毎日決済タイプ

 《ポジションは、そのままで、スワップ金利だけ、毎日自動的に決済される》タイプです。

 決済されれば、確定利益となり、預託金(投資家が入金した金額、投資元本)に加えられます。
 そのため、次のことが可能になります。
  ・出金することができる
  ・新しいポジションを建てるための証拠金に使うことができる

 短所は、毎年確定申告しなくてはなりません。
 ※ただし、給与所得者(サラリーマン、アルバイト、パート、派遣など)は20万円未満の利益は確定申告しなくてよいそうです。

 毎年税金を払うため、複利運用するには、効率が悪くなります。
 毎年、利益から20%の税金を引いて、複利運用しなくてはならないからです。

(2)評価益タイプ

 《スワップ金利益は評価益として口座に反映される。ただし評価益で新規注文できる》タイプです。

 スワップ金利は、ポジションが決済されるまで評価益のままが、普通です。
 (1)のタイプが特殊な部類に入ります。
 ところで、その評価益で新規ポジションを建てられるFX業者があります。
 それが、この(2)のタイプです。

 ちなみに、評価益のままなら課税されません。確定申告は、ポジションを決済した年だけ、ということになります。そのため、(1)タイプより複利運用高率は良いといえます。

 しかし短所としては、貯めたスワップ金利を出金することができません。

 運用中の資産は、
 スワップ金利益と為替差損益を、つねに合計して考えなければなりません。
 もし為替差損があっても、
 為替差損を無視できるほど、複利運用で利益を増やすことが必要になります。

(3)評価益で新規注文不可タイプ(複利できないタイプ)

 《スワップ金利益は評価益として口座に反映される。ただし評価益で新規注文できない》タイプです。

 (2)と同じで、ポジションが決済されるまで、スワップ金利は評価益になります。
 しかも評価益で新規ポジションが建てられません。
 スワップ金利益で複利運用ができないタイプです。

 複利運用したい人は、このタイプを選んではいけません。

(4)スワップ振替可能タイプ

 《スワップ金利益は評価益として口座に反映される。ただし、投資家の指示でスワップ金利益だけを決済することができる》タイプです。

 ただし、評価益で新規注文できるかどうか、つまり(2)なのか(3)なのか、FX業者によって異なります。

 この(4)タイプの場合、(3)であったとしも、スワップ金利を振替えて(スワップ金利だけ決済指示を出す)しまえば、複利運用が可能です。

 ですから(2)(3)のどちらであっても、複利運用はできます。

 もちろん、(2)であれば、(1)と(2)のいいとこ取りになるので、一番良いタイプといえるでしょう。

まとめ

 このように、複利運用するには、FX業者選びが、とても重要なことが分かります。
 FX業者については、後ほど、徹底的に解説します。

 次ページは、サヤ取りについて考えてみましょう。


11.サヤ取りは円安時に | スワップ運用に興味がわいたらFXを最短で覚えましょう
《運用イメージ》
0.FXスワップ運用 完全ガイド(TOP)

《基礎》
1.(1)ドルコスト平均法
2.(2)相場下落を待つ方法
3.通貨ペアの選び方
4.為替差損で困ることはない
4-1.損失が税金対策
5.金利生活を送ろう
6.スイングトレードで勝ち逃げ

《実践のコツ》
7.レバレッジの意味
8.ロスカットの想定
9.ロスカット計算
10.複利運用の方法
11.サヤ取りは円安時に
11-1.トルコリラ円のサヤ取り
12.共分散はしない方がよい

13.FX口座の選び方
 ・YJFX!
 ・セントラル短資FX
 ・SBI FXトレード
14.サヤ取りFX口座
 ・GMOクリック証券「くりっく365」
 ・DMM.com証券

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