為替差損(評価損)はどうするか〜FXスワップ運用ガイド

サイトマップTOP(年利20%の資産運用)FXスワップ運用 完全ガイド

4.為替差損で困ることはない


 FXスワップ運用で心配なのが、為替差損で損するのではないか、ということです。

 豪ドル円のスワップ金利は、1万通貨あたり1日100円(ここ10年の平均)くらいです。

 為替が1円動くと1万円、10銭で1000円、1銭で100円です。
 1銭マイナスに動けば、1日分のスワップ金利は無くなります。

 スワップ金利で1万円稼ぐには100日も運用しなければなりません。
 為替差益なら、1円の変動に相当します。為替相場は、1日に1円くらい変動することはよくあります。
 1日の為替変動で簡単にマイナスになってしまう恐れがあります。

 これでは、心配になるのが、当然というものです。

 しかしスワップ派は、これが気にならないのです。

長期投資の効果

10年で元本割れが無くなる

 10年間のスワップ運用における平均運用率が年率10%だとしましょう。

 その場合、10年で、元本と同じ額のスワップ金利が貯まります。
 このスワップ金利を出金してしまえば、もう、元本割れは起こり様がありません。

 その後は、運用すればするだけ、全て利益です。為替差損なんて関係ありません。

 ロスカットされなければ、毎年、スワップ金利で年率10%づつ増え続けます。
 たとえロスカットに合った場合でも、いくらか資産は残ります。残った分は全て利益です。
 損をするということがなくなるわけです。

複利運用する

 年率10%で運用できているとしましょう。
 その状況で、複利運用をします。

 そうすると7〜8年で、2倍になります。
 100万円でスワップ運用を始めて、7.5年後に、200万円になっています。
 さらに、7.5年後に400万円になっています。
 さらに、7.5年後に800万円になっています。

資産(万円) ポジション数 資産(万円) ポジション数 資産(万円) ポジション数
100 4 214 8.4 458 18.3
110 4.4 235 9.4 504 20.1
121 4.8 259 10.3 555 22.2
133 5.3 285 11.4 610 24.4
146 5.8 313 12.5 671 26.8
161 6.4 345 13.8 738 29.5
177 7.0 379 15.1 812 32.5
194 7.7 417 16.6 必要証拠金104万円

 23年間、複利運用すると、
 保有ポジションは、32.5万通貨。
 必要証拠金が104万円(保有ポジションの平均レートは、1豪ドル=80円と仮定)

 必要証拠金とは、ポジションを1万通貨建てるのに必要な証拠金額。
 これを口座残高(預託金の評価差損益+確定利益)が下回ると、ロスカットになります。
    ロスカット= 必要証拠金>口座残高

 つまり、ロスカットされると、必要証拠金額だけ残ることになります。
 この場合、104万円です。

 23年間複利運用すると、ロスカットにあっても、元本(100万円)だけは失わないということです。

 それでも、ロスカットを信用できないという人は、
 次のようにしてみては、どうでしょうか。

 26年目の運用で、1000万円を超えます。
 そのため、この年のスワップ金利で複利運用するのを止め、得られるスワップ金利100万円を出金してしまいましょう。
 すると、100%元本割れが無くなります。

 そうして、翌年から複利運用を再開すれば、ノーリスクで、毎年、複利で資産が増えていきます。

 このように、長期間複利運用すれば、元本割れにならない可能性が高いのです。

 さて、ここまでの説明は、買うタイミングを全く考えない場合です。
 1.(1)ドルコスト平均法と 2.(2)相場下落を待つ方法 を組み合わせて買っていけば、為替差損はもっと気にならなくなります。

運用率への疑問

 20年、30年という長期間において、年率10%が確保できるのか?
 という疑問です。

 結論を言うと、私の個人的な考えですが、「できる」と思います。
 (「できない」と考える人はスワップ運用には向かないかもしれません)

 運用率は、平均だという点を確認しておきます。
 運用成績は、毎年変化するはずです。
 10%の年もあれば、20%の年もあるし、5%の年もあるはずです。
 そういうデコボコになりますが、平均すれば、10%程度は十分可能でしょう。

 ちなみに、この20年間の「豪ドルと日本円の金利差」の平均は、おおよそ5%です。
 レバレッジ2倍のFXスワップ運用であれば、平均年率10%が可能だったということです。

 日本の金利はこれからも上がることはありません。低金利を続けるしかなく、高金利通貨を買い持ちするスワップ運用は、今後も有効性が高いと思われます。(参考:(3)対円通貨ペア(○○円)が良い

実は、スワップ運用では、為替差損は無視できる

 スワップ運用すると、為替差損はまったく気にならなくなるのです。

 スワップ運用の決済には、2つの考え方があります。
 (1)一生(できるだけ長期間)決済しない
 (2)目標の運用成績になったら決済する

(1)一生(できるだけ長期間)決済しない

 スワップ金利益は、ポジションを維持したまま、出金することができます。(FX業者によって異なる)

 つまり、為替差損があっても、スワップ金利はまるまる利益として使えるということです。
 例えば
 為替損 -5万円 スワップ益 +2万円 の時を考えてみましょう。

 ポジションを決済しないと、スワップ金利が使えない場合
 -5万円+2万円=-3万円 ということで、-3万円の損失です。

 しかし、ポジションはそのままで、スワップ金利を使える場合
 -5万円は、評価損のまま、ほっといて
 +2万円のスワップ金利は、利益として使えます。
 +2万円の利益ということうことです。

 ポジションの決済を考えない場合、受け取れるスワップ金利は、全て利益になる、ということです。
 1000万円を年率10%でスワップ運用すれば、毎年、100万円の金利収入を得られるということなのです。

 一生このまま金利収入を得続ければ、元本以上の金利は稼げるだろうし、
 自分が死ぬ間際に元本割れしていても何の問題もありません。

(2)目標の運用成績になったら決済する

 例えば、1000万円を年率10%(利益100万円)という目標を決めます。

 スワップ運用で年率10%を見込めるように、運用を開始します。

 運用開始から、3ヶ月目が終わるころ、スワップ益が25万円貯まりました。為替差益(評価益)も75万円あります。合計すれば、目標の利益100万円になります。

 このような時、ポジションを決済してしまいます。

 1年間運用しなくても、目標利益が得られれば良し、という考えです。

 もし、為替差損があるようなら、このままスワップ運用を継続します。
 (1)のような考えでいればいいわけです。

 為替差益があれば、それを得るのもいいですし、
 為替差損があれば、それを無視してスワップ金利を得続ければいいわけです。

 為替差損は、完全に無視できる、ということです。

 次ページでは、「損失が税金対策になる」方法を、紹介します。


4-1.損失が税金対策 | スワップ運用に興味がわいたらFXを最短で覚えましょう
《運用イメージ》
0.FXスワップ運用 完全ガイド(TOP)

《基礎》
1.(1)ドルコスト平均法
2.(2)相場下落を待つ方法
3.通貨ペアの選び方
4.為替差損で困ることはない
4-1.損失が税金対策
5.金利生活を送ろう
6.スイングトレードで勝ち逃げ

《実践のコツ》
7.レバレッジの意味
8.ロスカットの想定
9.ロスカット計算
10.複利運用の方法
11.サヤ取りは円安時に
11-1.トルコリラ円のサヤ取り
12.共分散はしない方がよい

13.FX口座の選び方
 ・YJFX!
 ・セントラル短資FX
 ・SBI FXトレード
14.サヤ取りFX口座
 ・GMOクリック証券「くりっく365」
 ・DMM.com証券

※免責事項: 投資の成功・失敗の責任は、全て投資家個人に帰属します。当サイトの情報を利用して得られた投資結果は当方とは無関係です。

Copyright (C) 年利20%の資産運用-スワップ金利で皮算用, All rights reserved.