対円通貨ペアは円安に強い〜スワップ運用での通貨ペアの選び方

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3.通貨ペアの選び方(3)対円通貨ペア(○○円)


 FXスワップ運用の通貨ペア選びでは、対円通貨ペア(○○円)が多くなると思います。
 対円通貨ペアの種類も豊富です。

 1番の理由は、なじみがあるので投資しやすい、ということでしょう。
 スワップ派には、対円通貨ペアは、スワップ金利が高いということもあります。

 通貨ペア選びでは、いろいろな通貨ペアがありますから、迷うこともあると思います。
 ですが、結局のところ
 対円通貨ペアで、スワップ運用することが、最も良い結果を得られるのです。

対円通貨ペアが良い理由

 (1)流動性が高い
 (2)低金利が長期化する
 (3)円安対策になる

(1)流動性が高い

 このことは前のページ「(2)流動性の高い通貨ペアが良い」でも触れたとおりです。

 世界第3位の取引量を誇り、約20%(総合計200%)の割合を占めます。

 このため、対円通貨ペアのレート配信は比較的、安定します。
 もちろん、組み合わせた外貨の取引量が少ないと、流動性は低下して、市場の混乱の影響を受けます。

(2)低金利が長期化する

 政策金利は、ゼロ金利です。いわゆる「ゼロ金利政策」を長期間続けています。

 そして今後も、これは続きます。
 というか、「ゼロ金利政策」を続けなければなりません。

 日本の公債額は、1000兆円。
 対GDP比 212.7%。
 こんな最悪な財政状況の先進国は存在しません。

 財政破綻が叫ばれて数年経ちますが、いよいよ末期に近づいています(といわれています)。

 先般、イタリアの国債の買い手不足から、国債金利が7%になりました。
 これは、財政破綻レベルだといわれ、大変な騒ぎになりました。
 イタリアは、180兆円の公債額で、対GDP比 129.0%

 日本に比べれば、どうということはないのですが、それでも、国債金利が7%を超えてくると、財政破綻になってしまいます。

 日本は、とにかく国債金利を低くしておかなくてはなりません。
 国債の金利が1%あがると、10兆円からの金利を支払わなくてはならないからです。
 日本の税収は、40兆円しかありません。
 そのうちの10兆円を国債利払いに使わなくてはならないのです。

 政策金利が上がると、国債金利も上げざるを得なくなります。
 そのため、日銀も、簡単には政策金利を上げることはできません。
 日本の「通貨の番人」としては、財政破綻という状況はなんとしても回避しなければならないからです。

(3)円安対策になる

 円安とは、日本円が売られる状況です。

 円高では、日本人の財産(円貨資産)は、減ることはなく、むしろ増える可能性があります。世界各国を相対的に見れば確実に増えています。
 なので、日本人が警戒しなくてはならないのは、円高ではなく、円安なのです。

 円安は、日本人の財産を減らします。
 まず、世界レベルで相対的に比較すれば、日本人の財産は減少します。
 そして、円安は、インフレを発生させます。

 インフレは、日本人の財産の購買力を減らします。
 物価が10倍になれば、1万円で100個買えたものが、10個しか買えなくなるということです。
 銀行に、1000万円貯金してあっても、インフレが原因で、100万円の価値になってしまうということです。

 輸出が伸びて景気がよくなるから「良い」と考えがちですが、それは、個人のレベルで見ると間違いです。
 もちろん、会社からもらう給料が、インフレ以上に増えれば、大きな問題ではないかもしれません。
 物価が10倍になって、給料も10倍になれば、収入面ではトントンです(銀行預金など今まで貯めたものは10分の1になったままですが…)。
 給料が10倍になるほど、景気が良くなることがあるでしょうか?
 もし、そうなれば、「アジアの奇跡」を再び体現したことになり、世界中が驚くことでしょう。
 残念ながら、もう日本の高度成長は終わったのです。

 スワップ運用は、対円通貨ペアを買いポジションで保有します。
 そのため、円安になれば、資産が増えるようになります。
 銀行預金のままでは、インフレになった分だけ価値が減価しますが、
 預金をスワップ運用しておけば、円安になった分だけ資産が増加し、インフレによる減価をカバーします。
 スワップ運用は、円安対策になっているのです。

円安になる要因と可能性

 2012年2月、日本円は、外国通貨に対して、円高が続いています。
 しかし、いつ円安になってもおかしくない状況でもあるのです。

 20年、30年という長期的な話をします。

 円安になる要因は
  (1)コンプライアンス不況
  (2)少子高齢化の急速な進行
  (3)地震などの災害の懸念
  (4)日本財政破綻の懸念

(1)コンプライアンス不況

 日本の政治・規制が、経済の足を引っ張っているという人もいます。

 営利を目的とした活動には、ことごとく規制が入るのです。
 ・公園で営利目的のイベント開催が禁止
 ・公道を利用するスポーツイベントでの賞金の禁止
 ・映画の撮影も許可が下りない
 ・資格がないとヘリのパイロットですら、ヘリの窓を拭くことができない
 ・ヘリを飛ばすには、2週間前に行動計画書を提出しなくてはならない
 ・企業に保育園の認可が下りない
 ・外国人経営者のビザが、2カ月待ち(シンガポールでは2週間で完了)
 ・会社設立の手続きは、日本では2週間もかかる(シンガポールでは20分)
 (参考:略奪大国~あなたの貯金が盗まれている!~

 国の財源(税収)とは、国民が生み出した価値の一部であり、
 税金をかけた施設(道路・公園など)は、営利目的に再利用されることで、さらに利益を生みだすことで「テコ」が働きます。それが経済を活性化する一助となるわけです。

 日本ではそれが逆転していて、税金を使って営利目的の活動を禁止しているのです。

 日経平均株価は、まったく上昇してきません。
 株式市場だけではなく、日本で会社や工場を作るための直接投資が大きく減少しています(2009年には前年の半分になった)。
 世界の企業家・投資家は、日本を見放した、と指摘しています。

 日本へ投資しないということは、円が買われないことですし、今までの資金を引き揚げることになれば円が売られます。そのため、円安への圧力が高まるのです。

(2)少子高齢化の急速な進行

 少子化によって、働き手が少なくなります。国全体の生み出される利益が減ることになります。
 高齢化によって、医療費などの社会保障費が増えます。そのため政府予算は社会保障費に取られてしまいます。しかも、それが年々増え続け、増税しなくてはならなくなりました。

 消費がなければ経済は良くなりません。
 消費するのは、増えている老人ではなく、減っている若者です。

 税金をたくさん払うのは、働いている人(若者)なのです。
 消費すべき若者の人数が少なくなっているにもかかわらず、さらに、税金を取り手取りを減らされます。
 税金が、経済活動に寄与すれば、まだ良いのですが、先ほどのように、日本では経済活動に寄与することはありません。
 つまり、消費は少なくって行き、経済活動は、ますます活性化されません。

 経済は不活性化していくことは、容易に予測されます。

 日本が不景気になれば、円が売られる(円安)ことになります。

(3)地震などの災害の懸念

 日本は地震列島。
 活火山もあります。

 3.11の東北地震の復興に20兆円以上かかるといわれています。
 福島の原発被災者へ、東電が賠償しますが、東電には税金が投入されています。

 復興費用と、東電を支える費用で、いくらかかるのでしょうか?

 地震は、長野県北部、新潟県でもありました。

 東海沖地震も、近年、高確率で発生するという懸念もあります。

 「富士山が噴火する」などという噂に近い話もあります。

 復興費用だけでなく、東京という首都が機能しなくなったら、大変なことです。
 20年以内に、首都直下型地震がおこらないとはいえません。

 経済活動どころではなく、海外からの投資資金は全て引き上げられるでしょう。

 そうなれば、当然、円安です。

(4)日本財政破綻の懸念

 災害復興資金は、財政負担になります。日本は、ただでさえ、膨大な借金を持っているのです。

 普通に考えたら、もうそろそろ財政破綻でしょう。
 欧州の次は日本だともいわれています。

 日本国債は、日本の銀行が買っています。
 銀行に、国民の預金がある限り、銀行は国債を買い続けることできます。
 その預金もそろそろ底を突くと指摘されています。

 銀行が国債を買わなくったらどうなるでしょう。

 国債の金利は上昇せざるをえなくなるでしょう。

 そうなると、国債の利息すら支払えなくなり、財政破綻になります。

 財政破綻になれば、その国の国債は信用されないので、通貨安になります。
 ユーロ債務問題でも、悪いニュースが流れるたびに、ユーロが売られました。

 日本が財政破綻すれば、円安になるのです。

 ところで、日銀がお札を刷ってお金の量を増やせばいいという意見があります。
 お金を銀行に配ればいいわけです。
 そうすれば、そのお金で銀行は、国債を買うことができます。
 つまり、絶対に破綻しない、ということになるわけです。

 その結果、どうなるかというと
 ハイパーインフレが発生するでしょう。

 日銀は、1%のインフレ目標を設定しました。
 しかし、そんなものは、簡単にぶっ飛ぶ、ハイパーインフレになります。
 物価は短期間で、10倍、20倍、50倍と増えていきます。100倍、1000倍になるかもしれません。

 こうなって得をするのは、国(政府)で、損をするのは国民です。

 国債などの債務が1000分の1になります。
 1000兆円の借金が、1兆円になるわけです。

 国民の銀行預金は、1000万円が、1万円です。

 こうして、国民資産を全てを吸い上げて、国は、借金を簡単に返済できるようになります。

 さて、この時、為替レートは、円安になります。

 お札を刷ったことで、通貨量が増えたからです。
 相対的に、通貨の量が多いと売られ、少ないと買われます。
 ハイパーインフレを起こすくらい、通貨量が増えたので、円は売られ、円安になります。

 さて、どうだったでしょうか。
 円安の危険性がお分かりいただけたでしょうか。
 20年で円安になるかならないかは、正直、よく分かりません。
 しかし、それに備えておくことはとても意味深いと思うわけです。

    【通貨ペアの選び方・選ぶポイント】
       (1)二国間金利差が大きい通貨ペアが良い
       (2)流動性の高い通貨ペアが良い
       (3)対円通貨ペア(○○円)が良い

 「3.通貨ペアの選び方」の次の項目では、いよいよ、評価損とどう付き合うか説明します。


4.為替差損で困ることはない | スワップ運用に興味がわいたらFXを最短で覚えましょう
《運用イメージ》
0.FXスワップ運用 完全ガイド(TOP)

《基礎》
1.(1)ドルコスト平均法
2.(2)相場下落を待つ方法
3.通貨ペアの選び方
4.為替差損で困ることはない
4-1.損失が税金対策
5.金利生活を送ろう
6.スイングトレードで勝ち逃げ

《実践のコツ》
7.レバレッジの意味
8.ロスカットの想定
9.ロスカット計算
10.複利運用の方法
11.サヤ取りは円安時に
11-1.トルコリラ円のサヤ取り
12.共分散はしない方がよい

13.FX口座の選び方
 ・YJFX!
 ・セントラル短資FX
 ・SBI FXトレード
14.サヤ取りFX口座
 ・GMOクリック証券「くりっく365」
 ・DMM.com証券

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